寝姿勢をサポートし腰痛や肩こりにも効果がある抱き枕。妊婦さんにおすすめの抱き枕やおしゃれな抱き枕、 かわいいキャラクターやぬいぐるみ型の抱き枕など、どれが良いか悩んでしまいますよね。 この記事では、おすすめの抱き枕の形や素材、抱き枕の効果、選び方を徹底解説します。
抱き枕にはどんな形がある?
抱き枕と一言で言っても、機能性優れたものやデザイン重視のものなど、抱き枕の形は様々です。 それぞれの形の特徴を紹介しますので、自分に合った形選びの参考にしてみてくださいね。
寝るとき以外にも様々な用途で使える「ストレートタイプ」
抱き枕の形で最も一般的な形は、ストレートタイプです。 一般的な枕を長くしたような形で、寝る時の抱き枕としてだけではなくスマホや読書などをするときなど、 様々な用途で使うことができるのが特徴です。 二つ折りや体に巻きつけるなど用途にあった使用スタイルで、姿勢を楽にすることができます。
長方形のタイプであれば、ダブルサイズの枕として二人で使用することもできます。 楕円形のタイプは、ボリュームが欲しいという方におすすめです。 ストレートタイプはリーズナブルなものが多いのも特徴の一つです。
体に沿いフィットするような形ではありませんが、中材がウレタンやビーズのものを選べばフィット感も得られます。 後ろに置いて背中への負担を軽減させたり、足枕として使用するなど様々な場面で活躍してくれること間違いなしです。
体にフィットし妊婦さんにもおすすめの「流線型・三日月型」
流線型は体にフィットするようなS字の形で、抱いたときに体にフィットする感覚があるのが特徴の一つです。 抱きつくだけで体重を分散させることができ、楽な姿勢をキープできます。足で挟みやすいため、横向きで寝る方にぴったりです。
三日月型(バナナ型)は三日月のように緩いカーブを描いた形をしており、 妊婦さんにもおすすめです。 流線型と同じように足で挟みやすく、横向きで寝るときの姿勢を自然にサポートしてくれます。
また、三日月型の中には、抱き枕の端と端をくっつけることで、出産後の授乳クッションとして使用できるタイプもあります。 妊娠中だけではなく、赤ちゃんのおすわりのサポートとして活用するなど、出産後の育児に役立てることができます。
頭や足を乗せられる「L字タイプ」
L字型はアルファベットのLのような形をしており、枕に抱きつきつつ、頭も乗せることができます。 寝返りを打っても枕と抱き枕がズレることがなく、理想的な寝姿勢をキープすることが可能です。
また、逆さまにすると足を乗せて使うこともでき、機能性に優れています。 立ち仕事などで足を休息させたい方には特におすすめです。 完全一体型のタイプと、枕を取り外してそれぞれ別で使えるタイプもありますので、自分に合ったタイプを選ぶといいです。
どの体勢でも安定感抜群な「U字タイプ」
U字タイプの抱き枕は、仰向け・うつ伏せ・横向きなどどの体制でも抜群の安定感を得られるのが特徴です。 二つの抱き枕が合体したような形のため、包まれるような感覚を味わうことができます。
しかし、この抱き枕はサイズが大きいものや重い商品が多いため、購入する際にはしっかり確認するようにしましょう。 お子さまの添い寝の邪魔にならないかなどに注意しながら購入すると良いです。
心も体も癒してくれるかわいい「ぬいぐるみタイプ」
抱き枕にはぬいぐるみタイプ(キャラクター型)があり、癒しや見た目の可愛さを重視する方におすすめです。 また、お子さまの抱き枕としても人気です。好きなかキャラクターと寝ているという安心感を得ることができます。
抱き枕にはどんな効果がある?
睡眠に関する悩みを抱えているという方は多いのではないでしょうか。抱き枕には実際にどのような効果があるのか、気になりますよね。 ここでは抱き枕がもたらす効果について詳しく解説しますので、快適な睡眠のために抱き枕が必要なのかどうか、確認していきましょう。
リラックスして眠れる
人は何かに抱きつくことで、リラックスすることができると言われています。 抱き枕を抱くことで、ストレスを受けた時に分泌されるコルチゾールというホルモンや、心拍数の減少が確認されたというレポートもあり、 抱き枕にはストレスを軽減するリラックス効果があるとされています。
抱き枕には寝姿勢を安定させる効果もあります。寝姿勢が安定すると、身体はよりリラックスした状態になるため、 抱き枕は心も体もリラックスさせることができます。
体が安定して寝姿勢が楽になる
身体の歪みをとることや睡眠のリズムを整えるために、寝返りは欠かせません。 人間は眠っている間に30回も寝返りを打っているそうです。抱き枕には、寝返りを打ちやすくなるという効果があります。
抱き枕を使っていると身体が自然にS字カーブを描くことができ、このS字カーブの姿勢が寝返りをしやすい姿勢です。 そのため、抱き枕を使用することで寝ている間に疲れにくくなり、身体の負担を減らすことができるのです。これが快眠へとつながります。
いびきを予防する効果
いびきは仰向けで寝ているときに、舌やのどの筋肉が下がることで呼吸のための空気の通(気道)が圧迫されて発生します。 そのため、いびきをかいてしまうと悩んでいる方は、抱き枕を使って横向き姿勢で寝ることで、いびきを予防することができます。
自分で寝る姿勢を変えようとするのは難しいですが、抱き枕は自然に寝姿勢を横向きするサポートをしてくれますので、 活用してみてはいかがでしょうか。
腰痛や肩こりを改善する効果
起きたときに感じる腰痛は、寝ている間の姿勢と深い関わりがあり、横向きの姿勢で寝ることで腰にかかる負担を軽減することができます。 抱き枕は、横向きで寝る姿勢をサポートしてくれます。そのため、腰痛で悩む方は、腰への負担を抑えるために、 抱き枕を使用して横向きの姿勢で寝ることがおすすめです。
妊婦さんも楽に眠れる
妊婦さんはお腹が大きくなってくるにつれて、仰向けで寝るのが苦しくなってきますよね。 だからといって完全に横向きで眠るのも辛いという方が多いと思います。 そんな妊婦さんも抱き枕を使用することで寝るのが楽になるという効果があります。
抱き枕を身体の前後に置いておくことで、お腹の重みや腰を支えてくれるため、妊婦さんの睡眠をサポートしてくれます。
抱き枕の素材は何がおすすめ?
抱き枕の中の素材にはいくつか種類があります。中の素材によって、抱き枕の使用感や効果が異なります。 それぞれの素材のメリットやデメリットを紹介しますので、自分に合った素材は何か確認してみましょう。
フワフワとした柔らかさが特徴の「ポリエステル綿」
ポリエステル綿は、綿の形をした人工線維のことです。ポリエステル綿の特徴は、フワフワとしたクッション性があることで、 フワフワとした柔らかな感覚が好みという方におすすめです。
また、通気性が良く軽いため、枕やクッションによく使用される素材です。しかし、耐久性はあまりないため、 使っているうちに弾力性が失われてきてしまうというデメリットもあります。
フィット感があり腰痛の方におすすめ「低反発ウレタン」
低反発ウレタンは、体重がかかると身体に合わせて形が変化し、離すとゆっくり元に戻るという特性があります。 そのため、フィット感やモチっとした抱き心地が好きという方におすすめです。
デメリットとしては、通気性があまり良くなく、夏はムレやすいため、こまめな手入れをする必要があるという点が挙げられます。 しかし、近年はこのようなデメリットを改善したスノー低反発素材という通気性を高めたタイプも登場しています。
体の動きに合わせて動いてくれる「微粒子ビーズ」
微粒子ビーズは、砂ほどの小さな粒上の素材で、色々な形に変化して抱きつきやすいのが特徴です。 抱き枕内のビーズが自由に動くことで、あらゆる体の隙間やくぼみにフィットします。
様々な体勢にフィットする抱き枕が欲しいという方におすすめです。 しかし、ビーズが流れやすくコシがなため、しっかりとした支えが欲しいという方にはあまり向かないかもしれません。
失敗しない抱き枕の選び方とは?
ここまで抱き枕の形や中材の素材について解説してきました。 せっかく抱き枕を購入するのであれば、自分にぴったりな抱き枕を長く使いたいですよね。 では、抱き枕選びに失敗しないためには、どのような点を注意する必要があるのでしょうか。 ここでは抱き枕の選び方について解説しますので、抱き枕を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
快適な寝心地のためには側地もチェックする
抱き枕は中材を包んでいる側地も使う季節や自分に合った素材を選ぶ必要があります。 暑がりか寒がりかなどによっても適切な抱き枕が異なりますので、確認するようにしましょう。
夏に使用する抱き枕の場合は、側地にヒンヤリとした生地を使用しているタイプがおすすめです。 接触冷感素材が使用されているものであれば、暑がりの方や蒸し暑い時も快適に使用することができます。
冬に使用する抱き枕の場合は、フリースやベロアなどの生地を使ったタイプがおすすめです。 また、抱き枕があまりに大きすぎると、隙間から冷気が入ってしまい寒くなってしまう可能性がありますので、注意しましょう。
清潔さを保つために洗濯可能かチェックする
抱き枕は直接肌に触れるものですので、清潔さを保つことができるかということにも注意しましょう。 抱き枕には洗濯可能なカバーがついているものもあります。カバーを洗うことができれば、汗や皮脂の汚れを落とすことができ、 衛生的に使用することができます。
また、抱き枕の中には本体を丸ごと洗えるタイプもあります。カバーだけではなく本体も洗うことができれば、 より衛生的にしようすることができますので、赤ちゃんと一緒に寝る方やハウスダストアレルギーの方は、 丸ごと洗えるタイプがおすすめです。
部屋のインテリアにもなるためデザインもチェック
抱き枕はサイズが大きいものが多いため、寝る時に使用するだけではなく、部屋のインテリアとしても存在感がありますよね。 抱き枕を選ぶ際には、寝室のインテリアとして浮かないかなども考慮すると良いでしょう。
かわいいデザインのものやおしゃれなデザインのものまで様々ですので、自分の好みのデザインを選んで、楽しく抱き枕を使用しましょう。
抱き枕の使い方や注意点とは?
抱き枕は実際にどのように使用するのが正しいのでしょうか。抱き枕は、快適な睡眠をサポートしてくれるだけではなく、 様々な使用方法がありますが、いくつか注意点もあります。抱き枕の使い方や注意点をしっかり確認し、 抱き枕を正しく衛生的に使用できるようにしましょう。
抱き枕の正しい使い方
抱き枕を使用する際は、膝を曲げて足の間に抱き枕をはさみ、背中は出来るだけまっすぐにして寝るのが基本です。 抱き枕は寝姿勢をサポートしてくれますので、自分に合った正しい使い方をすれば、より快適に眠ることができるでしょう。
また、腰痛持ちの方は、背中を丸めても問題ありません。自分が心地よいと感じるポジションを見つけましょう。
メンテナンスは忘れず行う
抱き枕は抱きついて使用するため、直接肌に触れます。抱き枕は常に清潔にしておきましょう。 抱き枕本体が水洗いできるタイプの場合は、定期的に水洗いをします。抱き枕カバーが取り外しできるタイプの場合は、できるだけ頻繁に水洗いをします。抱き枕のカバーは頻繁に洗えるように、洗い変え用を用意しておくと良いです。
また、水洗いできないタイプの抱き枕の場合は、取扱説明書に従ったメンテナンスをしっかり行いましょう。 低反発ウレタンの場合は、陰干しを、ポリエステル綿素材の場合は、天日干しをします。
抱き枕は授乳クッションとしても使える
体に巻きつくような流線型や三日月型、バナナ型の抱き枕は、妊婦さんの睡眠をサポートしてくれるだけではなく、 出産後の授乳クッションとしても使うことができます。 また、おすわりができるようになった赤ちゃんの背もたれとしても使うことができます。
そのため、妊娠中から出産後まで長く使用することができます。抱き枕は様々な場面で使用することができますので、 自分に合った使い方を見つけてみましょう。
自分に合った抱き枕で快適な睡眠を手に入れよう!
いかがでしたか?抱き枕の種類や選び方、使い方など抱き枕について詳しく解説しました。 快適な睡眠をサポートしてくれるだけではなく、様々な場面で活躍する抱き枕。自分に合った抱き枕を選んで、快適に過ごしましょう。